日本小売業協会は、1999年以来、FAPRA(アジア太平洋小売業協会連合会)の一員となった中国商業連合会をはじめアジア太平洋17カ国の小売業を代表する団体と緊密に連携し、幅広い交流を進めてまいりました。その中で成長著しいアセアン新興国、ベトナム・インドネシア・ミャンマー・カンボジア・ラオス等は、日本にとりわけ親しみを感じています。これらの国々は製造業の発展や貿易額の拡大とともに国民所得も増大し、消費市場を主導する中間層が急拡大しています。日本の小売・サービス業にとり、有力な進出先と期待されています。既に一部企業はこれらの国々に進出ないし、進出を検討しておりますが、残念ながらこれら国々の小売流通に関する諸情報は充実しているとは言い難いといえます。

日本小売業協会では当該国の消費生活の現状、小売・サービス業の現状と将来展望、当該分野における小売外資規制情報などの小売流通に関する様々な情報の収集と調査研究を行い、会員企業への提供及び進出支援サポートを行うことを目指し標記の研究会を立ち上げました。この研究会の活動を広く日本小売業協会会員及び東京商工会議所会員の方々にご紹介していくためにサーキットセミナーを企画開催することといたしました。